転職や中途採用といえば、「面接」です。
志望時には必ず聞かれる内容ですが、残念ながらうまく答えられる人が少ないのが実情です。
それでも、「なぜ当社を選んだのか?」「なぜ我が社をを志望するのか?」
といった基本的な質問は、必ず事前に考えておかなければならない内容です。
そこで、今回は面接で志望動機を聞かれた時にどのような答え方をすればいいのか、その考え方やコツなどについて具体的な話を交えながら紹介していきたいと思います。
転職志望時の「面接」での成功のコツについて一目でわかる!
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- 転職する際は「転職理由」は明確にしておこう
- 面接官に強い印象を与えるために「ストーリー」を明確にしよう
- 転職の面接を受ける前に「自己分析」と「情報収集」をお忘れ無く
- 志望動機を考える際は「面接官の意図」も読もう
- その企業に転職したい「決定的な理由」を考えることが大切
- 「入社後にやりたいこと」を考えよう
- 面接は一発勝負!大きな声ではきはきと面接官に好印象を与えよう
- 志望動機は150字から200字がおすすめ
- マニュアル通りの志望動機ではなく「オリジナリティ」のある志望動機を考えよう
志望動機の考え方のコツ
転職先を志望するなら志望動機をしっかりと考える必要があります。
志望動機はどの企業の面接官も面接を最重要視しており、採用の全てを決める、といっても過言ではありません。
志望動機を考えるうえで、なぜその企業を志望するのかといった点の他、自分自身がいかに応募企業にマッチした人材や人物像であることをしっかりとアピールしなければなりません。
そこで志望動機を考える際のコツについて解説していきます。
転職理由を必ず明確にする
転職理由は、いつも明確にし頭の中にも叩き込んでおきましょう。
志望動機を考える時は、必ず転職理由に立ち返り、前向きな理由を考えることで、悩んだ時のブレを防ぐことができます。
転職理由は、人それぞれです。
ご自身の体験の中から生まれたオリジナルの志望動機を考えるようにしてください。
ストーリーにするとわかりやすく伝わる
長い話を人に伝える場合は、ストーリー仕立てにすると相手にわかりやすくなり強い印象を与えることができます。
退職前の仕事のことから始まり、どうして転職に至ったのか、その会社を志望する理由は何なのか、といった流れでストーリーを考えると、将来や未来へとつながる志望動機を作ることができます。
自己分析と情報収集は怠りなく
志望動機を考える場合はあらかじめ考えることになりますが、理想を求めすぎて自分とは異なる人物の志望動機を作ってしまっては失敗します。
自己分析は随時再検討する必要があり、自分自身の正しい人物像を客観的に把握するようにしましょう。
また、志望する企業に関する情報収集や企業研究もしっかりと行いましょう。
転職先の志望動機を考える場合は、正しい情報をリサーチし、志望動機に盛り込むようにしてください。
転職で重視される志望動機の考え方
転職で志望動機が重視される理由は、今の企業を辞めて、なぜ志望先の企業を選んだのかということを知りたいからです。
転職先企業があなたを採用するには、しっかりとした志望動機が必要です。
相手に興味を持ってもらえるためにも、転職の面接で重視される志望動機の考え方についてまとめています。
志望動機は突き詰めて考えるだけではなく面接官の意図も読む
面接で志望動機がうまく言えない、質問することがない、といった場合は、その企業に対する興味が薄いと思われる可能性があります。
面接を担当する面接官もその企業で働く普通の人です。感情も持っていますし、面接者に興味を持っています。
面接で面接官が何を聞きたいのかを理解すると、志望動機や質問で何を話せばいいのかが自然にわかるようになります。
面接官は、この会社の社風に合う人なのかどうか、この会社で本当に働きたいと思っているのかどうかを、面接の場で確認します。
熱意がなければ、伝わりませんし本気度が伝わってこない志望動機は不採用になってしまうでしょう。
転職先の企業でなければならない「決定的な理由」を考えること
転職活動では、候補となる企業を探しながら掛け持ちで入社試験を受けています。
その中で面接官は「当社を志望する決定的な理由」について知りたがっています。
自己分析と企業研究の両方ができていれば、この質問に対する答えがすぐに出ます。
突き詰めて自分のことについて考え、その会社のことをよく調べることで、他にはマネのできないオリジナルの答えが生まれます。
→転職で失敗するのが怖いなら事前に読んでおきたい「転職成功のコツ」
自分のスキルや経験の他入社後にやりたいことも考える
いくら熱意があっても、仕事の経験やスキルがなれば、新卒と同じ扱いです。
転職では、具体的な仕事の経験やスキルについてアピールしましょう。
そして、最後は自分のやりたいことが、その企業に貢献できるものであるのかをしっかりと考える必要があります。
入社した後も人生は続きますが、将来の具体的なビジョンを示すことで、面接官にもよい印象を持ってもらえるでしょう。
→転職で年収が下がる?下がってもいいケースと年収をアップさせる秘訣
面接は一発勝負!伝え方にも工夫を
面接の志望動機が素晴らしい内容であったとしても、相手に伝わっていないのであればせっかく考えた意味がありません。
営業職以外の人は、プレゼンが苦手な人もいますが、伝え方にも焦点を当てて解説します。素晴らしい志望動機を相手の心にしっかりと届けるようにしてください。
大きな声ではっきりと伝えること
普段声が小さいという方は、意識して大きな声ではっきりと発声するようにしましょう。
相手が聞き取りやすいかどうか、大きな声になっているのかどうか、語尾がしっかりと言えているか、など普段の生活でもチェックできます。
仕事上のコミュニケーションがなくても成り立つような業務の場合は、いつもよりも大きな声で話すことを忘れないでください。
緊張すると声が小さくなったり、早口になったりしますので、緊張をほぐすためにも話す内容については自然に口から出るような形にして練習しておくといいでしょう。
具体的な話が相手を説得する
よく考えられた志望動機や優秀な方ほどマニュアルのような素晴らしい内容の志望動機になってしまいます。
事前準備しているからこそ、すらすらと志望動機も言えますし、受け答えもスムーズですが、具体的な話がないということであれば、面接官にうまく伝わらない場合があります。
誰もが話すような抽象的な話で終わってしまうと、他者との差別化ができないために説得力に欠ける志望動機になってしまいます。
こうした理由から、あなただけの具体的な話で相手の心をつかむようにしましょう。
自慢話に注意
業績や成果の話は、実際に会社に貢献できる人材として高い評価が付きますが、自慢話になっていないでしょうか?
素晴らしい賞や難しい資格をたくさんもらってきたような人でも、話に具体性がなく、成果の羅列に終わってしまっているのであれば、嫌みな話や自慢話になってしまいます。
友人や知人などに話を聞いてもらい、自慢や嫌みのある印象を与えているようならもう一度話す内容を考えてください。
→転職で成功するための「やり方」とは?失敗しないために「一連の流れと注意点」を徹底解説
転職で使える志望動機のまとめ方のポイント
自己分析や企業研究で調査した内容は、面接の志望動機を考える際にとても役立ちます。
次はその情報を使って、転職で使える志望動機のまとめ方のポイントについて解説していきます。
会社への具体的な貢献度をよく考える
志望動機は熱意などを伝えるだけではなく、その内容や構成をしっかりと考える必要があります。
その中で忘れがちなのが、応募先企業への具体的な貢献です。
これは自己分析と企業研究がしっかりとできていれば、伝わる話になります。
面接官も一緒に働ける人物であるかどうかを話の中で確認することができます。
もちろん、社風や価値観が合わなければ、面接でどんなに素晴らしい人物であるかをアピールしたとしてもうまくはいきません。
その企業に入社するなら、きちんとした形で企業に貢献できる話を考えて相手に伝えましょう。
自分の体験からでないと生まれないオリジナルの志望動機がポイント
あなたの話は、誰かのお話ではありません。
何かの事例を参考にして志望動機を考えた場合は、実際の人物像とズレた志望動機になってしまい、相手に違和感を感じさせます。
それぞれの人生や仕事のキャリアはその人にしかできないことです。
伝わる転職の志望動機は、自分自身の経験や体験から生まれたオリジナルでなければなりません。
あなた自身の魅力を伝えるには、何度も試行錯誤しながら、自分なりのマネのできない志望動機を考える必要があるでしょう。
→【転職者必見】採用率をUPさせる「正しい履歴書の書き方」を紹介|注意点も!
将来のキャリアビジョンは会社の将来ともリンクさせる
転職先の企業は初めて接するようなところです。
今は何もわかりませんし、企業研究ではわかりえない点も数多く存在します。
だからこそ、将来のキャリアビジョンを語る時には、会社の将来ともしっかりとリンクさせ、自分の未来は、会社と共に歩み、お互いに発展しているような良好な関係を築くことができるとイメージするようにしましょう。
もちろん、転職先企業で長期間勤めることが前提ですし、やりたい仕事をアピールし、新規事業や新規店舗を運営するなど、会社を背負うような重要な人材に成長していることをしっかりとアピールするようにしましょう。
その他転職先志望時に関する気になる話題
最後にその他の転職先志望時に関する気になる話題についてまとめています。
いまさら聞けないちょっとしたことや志望動機を考える際に誰もが考えることなどについて、あえてこちらでまとめて掲載します。
志望動機はどのくらいの文字数でまとめる?
志望動機を考える場合は、文字数や時間などにも気を配りましょう。
文字数にすると、150~200字が転職時の志望動機の文字数の目安です。
演説のような長すぎる志望動機を考えると、覚えるだけでも大変です。
履歴書と同じような内容の志望動機を面接で言う必要はありません。
志望動機は、必ず志望企業ごとに異なることから、毎回新規で考える必要があるでしょう。
コアとなる文章はできる限り短くまとめ、具体例を交えながら、実際の面接の現場ではストーリー仕立てで話すようにすると、どのような企業の面接にも対応できます。
話すことが苦手な方の志望動機
「自分は話がうまい」という人ほどまとまりのない冗長な話をしています。
面接での志望動機を伝える時や受け答えは、短く簡潔にまとめることがポイントです。
決して長い時間話したからいい、というものではないからです。
一回の受け答えは、約1~2分で終わるようにし、相手の制止を遮ってまで自分をアピールしすぎないように注意が必要です。
回答時間が短すぎると熱意が感じられませんし、話がまとまりすぎていて自分らしさが伝わらないことがあります。
逆に回答時間が長いと、伝えたいポイントがズレてしまい、たくさん話したのに面接官にあまり伝わっていなかった、といった失敗に終わることがあります。
→転職希望者必見!成功を勝ち取るために覚えておくべき「正しい履歴書の書き方」とは
マニュアル通りの答えをするとNG
就活本や転職本に載っているようなマニュアルどうりの志望動機を話してしまうと、面接官にはあまりうまく伝わりません。
あなたにしかわからないような具体的な話は必ず話の中に盛り込んでください。
志望動機の決め手となるのは、オリジナルの志望動機です。
その企業でしか仕事をしない、といった強い気持ちが内容からも伝わってくるようなら、良い印象を持ってもらえるでしょう。
面接官は毎日数多くの人と接しており、いろいろな人の志望動機を何回も聞いています。
どこかで聞いたことのあるような志望動機はすぐにバレてしまうので、マニュアルで見かけるような内容の受け答えをするのはやめて、何もかも自分の体験の中から語るようにしてください。
→民間企業から公務員への「転職の道しるべ」|メリット・デメリットも紹介!
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渾身のオリジナル志望動機で面接に挑もう
今回は、「転職先志望時に面接で問われる内容の答え方や考え方」についてわかりやすくまとめました。
転職先の面接で重視されるのは、何よりもオリジナルの志望動機です。
自己分析と企業研究をしっかりと行い、自分の体験から考え抜いた志望動機をしっかりと面接官にアピールしましょう。
また、素晴らしい志望動機は、伝え方次第でさらに素晴らしいものへと変わります。
プレゼンが苦手でも練習次第ですらすらと志望動機が言えるようになり、受け答えもスムーズになります。
最初はマニュアルを見ても構いませんが、志望企業の面接までには、自分だけのオリジナルの志望動機で勝負できるようにしてください。